Radio Ga Ga
このブログで度々書いている通り、僕は数年前からラジオにハマっている。
ラジオと言っても色々あるが、基本的には芸人の深夜ラジオが好きで、よく聴いている。
ご存知の方も多いとは思うが、今はスマホ・PCでradikoというアプリを使えばいつでもどこでもラジオが聴ける。
更にタイムフリーという機能があり、放送から一週間は過去を遡って聴けるのだが、これがめちゃくちゃ便利。
正直深夜ラジオを毎回リアルタイムで聴くのは結構難しいので、移動中や休日など、好きなタイミングで聴けるというのが本当にありがたい。
このタイムフリー機能こそが、昨今のラジオ人気再熱の要因であると思う。
その後、問わず語りの松之丞(現在は神田白山)、空気階段の踊り場、ハライチのターン、霜降り明星ANNなど、徐々に聴く番組を増やしていった。
今は月曜から土曜まで、聴ける限りの深夜ラジオは聴いている。
ちなみに、ラジオを聴くきっかけとなった星のギガボディは去年の3月で終了。
初めて「自分の好きなラジオ番組が終わる」ということを経験したのだが、これが思ったより落ち込む。
子供の頃から「好きなテレビ番組が終わる」という経験は沢山してきているが、正直ショックを受けたことはなかったと思う。
でも、ラジオは違った。
これはリスナーの勝手な思い込みだが、どうしてもラジオはパーソナリティとの距離が近いと感じる。
テレビは観るだけだが、ラジオは参加している気がするのだ。
だからこそ、番組終了は結構ショックだった。
そして、長年ラジオを聴いてきている人は「自分の好きなラジオ番組が終わる」という経験を何度もしているのか・・・と思うと、切なくなった。
もちろん、今聴いている番組もいつかは終わる。
好きな番組はできるだけ長く続いて欲しいなと思う。
(ちなみに、今一番好きなのは真空ジェシカのラジオ父ちゃんです)
話は変わって、大手牛丼チェーンすき家で流れている「すき家RADIO」というものがある。
まぁいわゆるラジオ番組の形式で流れる店内放送である。
数年前の冬のある日、すき家で昼食を食べていた時に流れていたので、何気なく聴いていた。
店内放送とはいえ、流石に「すき家RADIO」と名乗るだけあって、ラジオっぽい。
本物のラジオさながらにパーソナリティがいて、しばらくすると、お便りを紹介するコーナーが始まった。
お便りは、ラジオネームSさん(仮名)という主婦の方から。
パーソナリティがお便りを読み上げる。
内容はざっくりこんな感じだった。
「こんな雪の降る景色を眺めていると、悩んだり、ドキドキしたりした、昔の淡い恋を思い出します。今は結婚して子供も2人。幸せに過ごしていますが、あのキラキラした瞬間はもう戻ってこない。そう思うと少し切なくなります。もちろん今の生活に不満はなく幸せなのですが、雪を見るとなぜかそんな気持ちになるのです。」
昼間のFMラジオのようなお便り。
まぁたまにはこんなラジオもいいねぇと思いながら牛丼を口に運ぶ。
パーソナリティ:なるほど。ふと昔を思い出すことってありますよね〜。そんなラジオネームSさんのリクエスト曲を聴いていただきましょう!
コブクロで「雪の降らない街」
♪〜曲が流れる
僕:ガタッ!(雪の降らない街!?)
雪の降る景色を見て昔を思い出すエピソードの後に、雪の降らない街!?
なんで!?
思わず立ち上がってしまった。
もっと曲あったやろ。
正直、雪の降らない街という曲を僕は知らない。
ちゃんと聴けば、もしかしたらあのエピソードにぴったりなのかもしれないが、お便りの内容とタイトルの違和感に引っかかってしまって、その後の曲が全く入ってこなかった。
あれ以降、僕はすき家に行っていない。